労務管理
昨今、割増賃金や過労死、均等待遇の諸問題をはじめ、雇用形態の多様化・非正社員の増加などにより、職場や上司に対する労働者の意識も変化・多様化しています。企業の成長・発展のためには、労使間に潜むトラブルの芽を早期に発見し、事前回避可能な労務管理が欠かせません。オフィスT&Dでは、今強く企業に問われているコンプライアンスへの対応も含めた、御社に合った適切な人事・労務管理をサポートします。
労務管理でこのようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
- 業務繁忙等により、精神的に不安定な社員が増えつつある
- モラルハラスメントやセクハラが原因で、優秀な社員が退職
- 退職時、有給休暇を請求され、引継ぎが不十分で困ったことがある
- 退職後、時間外労働支払請求の内容証明が会社に送られてきた
- 勤務態度不良の社員を解雇したところ、労働トラブルに発展した
労務管理で起こった具体的トラブルと解決事例
事例.1 ≫ 業種 飲食業/社員数約260名/平均年齢33歳
トラブル内容
新商品がヒットし、業務繁忙が続く中、サービス残業が常態化。その後、退職者なども発生し、社員への負担が一層強まるなか、ある日突然、社員の大半が「現状が続くのであれば退職する」と表明。その際、「未払いの時間外労働分の賃金に関しても、労働基準監督署に請求する。」と要求。
解決のための対応
- 1.現場の労働状況の把握と原因の究明
- 適正な労働時間の把握
- 2.経営方針の見直しと、社員満足度の充実
- 売上一辺倒の体制から、社員満足・顧客満足充実への経営方針の転換
- 3.人事労務管理システムの見直し
「朝晩」「早番」「遅番」の3交替勤務シフトの確立により不要な拘束時間を大幅に短縮
変形労働時間制度を取り入れ、繁忙時にシフトを増やし、閑散期には減らすことで、労働時間を確定
人時生産性によるシフト管理制度を導入し、利益率を向上
店長クラスに対し、労働時間管理と利益率に関する管理者教育を実施- 4.生産性向上委員会の立ち上げ・運用
- 社員による生産性向上委員会を立上げ、業務効率の改善、不要業務の撤廃を実施
会社側と、委員会共同の提案により、支店間の巡回指導を実施
事例.2 ≫ 業種 卸売業/社員数約60名/平均年齢39歳
トラブル内容
経営不振を理由に、1ヵ月後に契約期間の終了するパートタイマー3名に対し、次回の契約は更新しない旨を伝えたところ、「突然の契約打ち切りはひどすぎる。それならば、翌日から契約終了日まで、残っている有給休暇を使わせてほしい」と反発。この会社では今まで有給休暇を取得した人はいません。引継ぎもできないため、業務に支障が出ることが予想されます。
解決のための対応
- 雇止め・有給休暇の有効性当の法的用件の把握・確認
- パートタイマーとの話し合い⇒結果、わずかではあるが退職金を支給
- 就業規則等の整備、有給休暇取得のためのルールの策定
- 有給休暇の計画的付与による、日々の有給消化の促進
- 有給取得の際の注意事項、他社員への配慮などマナーについて説明
労務管理でお悩みの方へ
オフィスT&Dでは、労務管理でお悩みの方に、ES(Employee Satisfaction=従業員満足度)調査を行っております。以下の簡易診断表も合わせてご利用ください。